エグゾフレームの入手方法
注1:彼らは現在もみずからの固有名さえ明らかにしていないため、便宜上ペドラー(行商人)と呼ばれているが、公式にはExtra-Terrestrial Traderとすべきという意見もある。
エグゾフレームの動力
エグゾフレームの起動
エグゾフレームの操作
ある程度、操縦に修練すると、人型以外の体勢を取らせることも可能であり、小型の車輌等として運用することもできる。
サドルは座った操縦者に吸着し、あらゆる衝撃を減衰させる機能を有する。一方で、ごく簡単な操作であれば、サドルに座らずとも近距離であれば遠隔操作が可能であり、「起動・搭乗」のプロセスにおいて、操縦者の思考とエグゾフレーム間になんらかの「紐付け」が行われているとみられる。このエグゾフレームの遠隔操縦は、最大でどの程度の距離から、どの程度精密な動作が可能か、現在、調査中である。
注1:なお、エグゾフレームの意識制御の詳細については現時点では判明していない。仮に「意識制御」と呼称しているが、その「意識」が何であるかすら分からない。しかしながら、その原理を今後の調査で解き明かすことができれば、人類の存在理由に迫るかもしれないほどの計り知れない可能性がある。
注2:一部SNS等で、エグゾフレームの操縦により精神障害を負ったとする事例が報告されており、現在も調査中である。ただし当委員会の調査においてはそうした事例は一切確認されておらず、虚偽のものである可能性が極めて高い。
注3:一方、通信機材や本体や周囲の情報を感知する各種センサー、計器等は一切搭載されていないため、何らかの用途で操縦する場合は、目的に応じてそれらを後付けする必要がある。報告では多くの操縦者が、エグゾフレームを操縦しながら、手元のタブレットデバイスを操作するといった動作も可能としている。
エグゾフレームの動作性
エグゾフレームの必要訓練期間
エグゾフレームの機体構造
こうした構造から、エグゾフレームは単なる機械ではなく、異星由来の何らかの生物が素体となっていると主張するものも多い。
注1:内液が機体外に流出すると、一瞬発光した後、透明化する。流出した液体の人体や環境に対する影響は現在まで確認されていないが、当委員会では、厳重な管理のもとで分析を行っている。
注2:エグゾフレームを構成する部品のうち、サドルと脚部の車輪は、ペドラーがこれを人類に供給するにあたり、元の機体に改めて追加した可能性が非常に高い。よってエグゾフレームの形状をもとに、ペドラーの生態等を推測することには注意が必要である。
エグゾフレームの整備性、信頼性
一方で、関節部の洗浄や外殻の補修以上の整備・修理の方法は見つかっていない。また機体の中枢と思われる機体内液を再充填する方法も見つかっておらず、またエグゾフレーム内部で再精製されることもない。そのため、大きな損傷、故障が発生した場合は、廃棄か交換しかない。ただし、機体の各パーツは高度にモジュール化されているので、部品の取り外しや機体自体の分解、新たな部品との交換は極めて容易に行うことができる。
陸軍がアバディーン性能試験場で行った実験によれば、外殻は9mmパラベラム弾等の拳銃弾なら弾くことができる(いずれも垂直で厚み20mmの部分)。5.56mm×45mmNATO弾等のアサルトライフル弾の場合、外殻は損傷するが貫通はしない(腕などのジョイント部分を除く)。12.7mm×99mmNATO弾等の重機関銃弾になると、外殻は貫通され、機体内液の流出が起こる。現在、紛争地域で多数、用いられているRPG-7等の対戦車ロケット弾が直撃すれば機体自体が四散してしまう。迫撃砲弾等が至近に着弾した場合、機体は無事でもサドル部分がむき出しであるため操縦者が死亡ないし重傷を負う可能性は高い。
陸軍の報告では、「機能や構造は驚異的ながら、防御力や機動力から見て現用兵器の脅威とは考えにくく、軍事用途での使用は限定的」とあり、兵士防護装備の一つとしての可能性が言及されている程度である。
18メートル(ビルの6階程度)までなら、適切な姿勢を取れば、機体・操縦者ともに損傷は発生しない。試験中、約25メートル(ビルの10階)の高さから調査員が機体ごと落下する事故が発生、機体は損傷し、搭乗者も骨折、失神したものの命に別状はなかった。
人型による脚を用いた走行の場合、熟練者で100メートル10秒ほど。搭乗者が操縦に熟達し、また最適なフォームが発見されれば、100メートル8秒台も可能と思われる。長距離移動する場合は、脚部の車輪を用いて走行を行う。この場合、通常の乗用車(アメリカ車のカタログスペックと比較)と同等の速度で走行可能。
注:1-2人乗りの軽乗用車として、特に省エネ対策の遅れた発展途上国に導入されることで、地球温暖化問題解決の糸口となる可能性が指摘されている。
6メートル(ビルの2階程度)までは容易。操縦者によっては9メートル(ビルの3階程度)に達した者も存在する。
摂氏60度から-20度、及び水深20メートルの環境でも、性能の低下や故障は確認されていない。操縦者である人間が活動可能なすべての領域でエグゾフレームを使用できる可能性が高い。極限環境における救難・救命等の用途においても活用が期待される。
搭載重量物が1tまでなら、搭載量に応じた速度の低下は見られるものの、歩行、走行に重大な支障はない。最大で2t程度の重量物を10秒程度、保持することが可能。それ以上だと、高確率で機体の四肢に損傷が発生する。
エグゾフレームのその他性能
※以下は操縦者によって違いも大きく、
あくまで現時点で確認できている数値である。
2014年、突如現れた異星人は、
人類に対して「交易」を要求。
彼らが石灰岩の対価として地球にもたらしたのは、
意識制御型汎用ロボット
「エグゾフレーム」だった。
戦闘機よりも戦車よりも銃よりも安価で、
誰でも簡単に乗りこなすことができる
「エグゾフレーム」は、
またたくまに拡散し、世界を変えていく――。
「現在、すべての電波帯域に、
五種類の言語で呼びかけています。
我々は政治干渉も文化交流も望みません。
ただ通商のみを希望します。
石灰岩1,000キログラムにつき 一つ、
我々のテクノロジーの産物を提供します。
国家、民族、思想、その他あらゆる差違について
我々は区別いたしません。
すべての地球人類に、平等に、均等に、
この交換条件を提案いたします」
原案・シリーズ構成
虚淵玄
Gen Urobuchi
(ニトロプラス)
監督
山田裕城
Hiroki Yamada
監督
白土晴一
Seiichi Shirato
アニメーション制作
武右ェ門
BUEMON
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宇宙人「ペドラ―」出現。
石灰岩1,000kgと引き換えにエグゾフレームの提供を開始。
アメリカ・EU・日本・中国などを中心とした地球外交易規制協約「ザンクトガレン協定」を締結
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「第3次カビンダ紛争」アメリカ軍、アフリカで初のエグゾフレームとの戦闘。
エグゾフレーム/その性能と運用、及びその可能性
・異星人がもたらした汎用人型機械に関するアメリカ政府の公式な報告書としては最も初期のもので、ここで提唱されたエグゾフレーム/EXOFRAME(Enhanced Xenobiological Organic FRAME/強化型異星生物有機体構造体の略称)という名称は、その後、全世界に普及した。
・報告書の各所にはやや誇大とも言える表現があり、異星人由来の技術への驚きと期待が見て取れる。しかし、異星由来技術調査委員会は、その後、ザンクト・ガレン協定の締結などに伴う政府のエグゾフレームへの姿勢の変化を受けて解散。後に大統領令によって国土安全保障省に設置された地球外交易規制局が、これを規制・監視・管理する立場となった。
「大統領異星由来技術調査報告書」より抜粋
異星由来技術調委員長 ジョージ・M・キャンベル
異星人から提供された意識制御型汎用人型機械を、我々は強化型異星生物有機体構造体(Enhanced Xenobiological OrganicFRAME)、すなわちエグゾフレーム(EXOFRAME)と名付けた。
直立時頭長高:255cm
重量:269kg
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入手方法
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動力
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起動
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操作
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動作性
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必要訓練期間
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機体構造
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整備性・信頼性
ON AIR Dec. 2019
2019年12月配信開始